サイドカントリースノーイングにもってこいの最高級品です。といってもなんのこっちゃでしょう。

都会と山の関係にいい折り合いをつけて製品に活かしてゆく大阪のデザイン会社PLAYDESIGN/プレイデザインが提案する、雪上のONE DAY HIKE UPにもっとも適したスーパーウェポン、ベスト型バックパック"FREERIDE-V"のリリースがなされました。こう見えてスノーボードを背中に装着し容易にハイクアップができ少しの着替え／食料などを詰め込める、ベストタイプの"着るバックパック"なんです。

あまり多くの荷物を必要としない、"朝出て夕方ばっちり" 帰宅したいほぼすべてのパウダー好きスノーボーダーが実践してるバックカントリーシーン(ちかごろそーゆーのをサイドカントリーなんていうようですが) にはおっきなバックパックは必要ありません。だって目的は登山＝往路でなく滑り降りる復路なんですから、ライディング時にいかに足かせにならない軽装で行動するか、というのも重要なファクターであるからです。もちろん山をみくびって大切な装備をお家に置き去りにしてはなりませんが。

これはバックパックとおなじでJKTの上から着るベストです。バックパックのフィット感とこのベストのフィット感、想像すればどちらがより背中全体で、いや上半身全体で重量を上手く分散して輸送できるのか容易に答えはでるとおもいます。その着ごこちのアドバンテージは復路への体力温存にもつながりますし、スウィングウェイトの軽減によるじっさいのライディング時の安定感(バックパックよりも背負ってない感を強く感じられる)に直結するワケですよね。こんなモノをよく考え、製品化まで持ち込んだなと感心するしだいでございます。

PLAYDESIGNのオファーに対し製品化に力を貸したのは大阪のバッグブランドMASTERPIECE/マスターピースです。つまりこのベストはやはりお洋服でなくバッグとして作られたモノなんです。聞けばMASTERPIECEとのタッグにより洋服の縫製工場よりも断然にコストを抑えて製品化できたそうです。工場選定の有利性だけでなく、高性能といわれるCORDURAナイロンと耐水圧20000MMのファブリックを採用しながらそれに釣り合いのとれる防水ジッパーの採用、MASTERPIECEオリジナルのメタルフックを使わせてもらったり....こんなモノが総生産数100にも満たない少量生産品であるにもかかわらずこの価格でリリースされるなんてことはふつうはまぁあり得ないでしょう。長年のPLAYDESIGNとMSPCのいい関係がなし得た産物であることはまちがいないです。

紺色のオモテ生地とブラックのその他のパーツで形成されてる至ってシンプルなこのベスト(フロントの白い２本の防水ZIPと背中の青いMASTERPIECEオリジナルフックをのぞいて)は都会のハードなシーンにも対応できる可能性を秘めてます。　　つまりチャリンコ乗りがワンデイのツーリングに出かける場合、少しの食料と着替えと修理パーツと工具がマストです。そんなのがこのベストを着ることでパッケージングできるとなればスタミナ残量に往々にかかわってくるワケです。　ほかにもコレは学生くんの普段着のファッションにもマッチしながら、背中の大きな口に学校の教材と14インチのPCがスッポリはいってしまう洋服という考え方もできるワケです。
はじめに申し上げたように都会をうまく生き抜きつつ山との関係をうまく保てるように製品を考えるPLAYDESIGNですから、なにもバックカントリーとかエクストリームとかだけに限定した使い方をしなくっていいワケなんです。

こんなステキで面白い商品、そ〜はありませんよね。素材／パーツ／縫製のしっかりしてるバックパックがこの値段であればなんら不満はないでしょう。素材／パーツ／縫製のしっかりしたベストがセレクトショップでこの値段で売られてるのも当然といえば当然です。使い手の多用化したアイデアにステキにフィットしてくれるこの"着るバッグ" をぜひ。　(こんなに力説しましたが在庫はひとつかぎり、メーカーのさいごのひとつをムリ言いながらいただきました最後のひとつなので、これっきりでございます。あしからず。)

さいごにサイズスペック。前着丈56／後着丈62／身幅50〜61／裾幅49〜58／肩幅(CM／実寸)。脇のアジャスターで着心地の調整が大幅にできますのでほぼすべての男性のニーズにお応えできるフリーサイズです。
(※ドットペイントは別途ペイント代をいただくオプションです。)

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