2015年春。あたらしいデザインの登場です。

ドットを規則正しく配列するといわゆるドット柄とか水玉柄といわれるものになります。ボクはこのようにひとつだけのドットにもじゅうぶん魅力をカンジます。もっともシンプルな図形で尖ってる部分がありません。丸、ドットというのはとくべつななにかやさしい気分にさせてくれますよね、非常に興味深い図形です。

35cm径の胸のおおきなドットは、友だちのプリント会社の最大の大きさです。それはXSのボディならめいっぱいの大きさ。つまりＴシャツ製品として流通されてる最大のドットです。かのうな限りデカく存在させたかったのでこの大きさに悔いはありません。胸にひとつのドット、CHICKENNOTがさけてはとおれないグラフィック、いずれやらなくちゃならないデザイン。コレをやっておかなきゃ先にすすめない、そんな焦燥/ショーソーにかられて、マンを持してリリースするグラフィックＴシャツです。

といってもデザインは "ただの丸" だけ。ふつうにシルクスクリーンで刷るだけではできあがった製品の重たさに欠けるとおもいまして、フロッキープリントを採用しました。ベルベットのようなスエードのようなモールのようなアレです、アレをフロッキー加工といいます。じつはシルクスクリーン・プリントの一種でシルクスクリーンとおなじ版をつかってまず糊/のりをインク代わりに刷って、そのあと色のついた粉をふりかけ、あとから熱で強制乾燥させてグラフィックどおりに定着させるという加工法です。(はじめの１〜２回はその粉が洗濯時に他の衣類に付着することがあります。数回の洗濯でそれはなくなりますがはじめのうちはご注意いただきたいです。)

フロッキーを採用することでシンプルすぎるグラフィックに風合いと重厚感をもたせ、製品自体の完成度を高めることができました。そしてただの丸ともうしましたが丸の丈夫にはロゴではなくよくあるフォントをつかって小文字で "chickennot" と抜いておきました。じっさい必要ない気もしましたがよーく考えたすえ入れることにきめてGOサインをだしました。(この写真でフロッキーの風合い、なんとなくわかりますよ、ね。)

ボディは6.2OZのコットン100％の既成ボディを採用してます。フロッキーはシルクスクリーンプリントよりも分厚い仕上りになるので、あまりしなやかすぎるボディではグラフィックだけ浮いてしまいますから当然のチョイス。そして、もとは長袖です。長袖を仕入れて７分袖化してます。ロックミシンをつかって再加工してもらった半オリジナル・ボディということです。これによりオーバーサイズを好みがちなさいきんの女の子にも自由にえらんでもらえます。つまりサイズUPしても袖が長すぎてカッコわるいという現象をさけられますからね。

首ウラにもCHICKENNOTのオリジナル・タグをつけました。そして左の鎖骨下にさがら刺繍のワンドット・ワッペンもしたためてます。この配色はボディと同じ色のワッペンをつけることでさりげないカッコよさを演出してます。

左のスソにはいつもの白タグ。リフレクタドットは今回採用せずに平置きして縫いつけました。

ただの丸をおおきくあしらっただけのグラフィックというのはあるようでないというか、あえてだれもとくにやりたがらないのかな。でもCHICKENNOTはコレをやっておかなきゃ先にすすまないので、というかいずれやらなきゃウソになっちゃう気がするのでこのタイミングで採用することにしました。半信半疑ですすめてたのですが、じっさいサンプルがあがって着てみると超カッコいいってことになりまして、ボクはとってもうれしいです。

バックはなにもナシ。ボクはバックプリントにあまり興味がないようです。

ボクが着用した写真です。長袖のシャツとのレイヤリングはこの時期のボクの好きな着かたです。Ｔシャツを少し上品なアイテムとして活用できます。175CM／80KGのボクはXLサイズをチョイスします。Ｌでも着られます。ジャストぎみが好きならボクの体格でもＬかな。国産のボディなので適正なサイズ表示だとおもいます。

さいごにスペックです。
コットン100％の既成の長袖ボディを７分袖に仕立てなおしたオリジナルボディです。いつものドットＴシャツ(4.3OZ)よりもしっかりした着心地を得られる6.2OZ。
XS：前着丈56／後着丈63／身幅47／裾幅48／肩幅40／袖丈38／裾幅13(cm／実寸)。
Ｓ：前着丈58／後着丈67／身幅49／裾幅51／肩幅43／袖丈40／裾幅14(cm／実寸)。
Ｍ：前着丈60／後着丈68／身幅51／裾幅53／肩幅45／袖丈42／裾幅14(cm／実寸)。
Ｌ：前着丈65／後着丈73／身幅55／裾幅57／肩幅49／袖丈45／裾幅15(cm／実寸)。
XL：前着丈70／後着丈77／身幅58／裾幅60／肩幅52／袖丈48／裾幅15(cm／実寸)。
XSは150CM代の女の子がすこしゆったり着られる大きさです。わざとサイズUPして大きめをえらんでくださってもいいとおもいます。とくに女の子にはさまざまな着くずしかたがありますので、スペックを参考にお気に入りのサイズをお選びください。

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