2015年５月19日。完売のお礼をかねた "あとがき"。
COALHEADWEARの2014-15のFWカタログにこんなにもベーシックなSNAP BACK CAPがラインナップされるのをみて(しかも"Ｃ" のマークですし！！！)、これはけっこうな数量をオーダーしてペイントさせていただけるよう交渉しようってきめて、BLACKを30個オーダーしました。CHICKENNOTにとって30コという数量はそれはそれは大きな数字です。もしみなさんにあまりうけいれられなかったとしても"さいあく２年もしくは３年かけて売ればいいや" っていうくらいの大量発注の数字が30なんです。それがおよそ半年で売れることになったワケですから、これはこれはほんとうにうれしいワケなんです。
この結果を実感したいま、あらためて半年前の自分に問うたとして、"30というオーダー数を50や60にしておけなかったのか "とバイヤーでもあるボクの能力の検証をしてみたんですが、やはりボクのお店のキャパでいくと、30でも背筋をたださないと付けられない数字だと再確認しました。ウラをかえすと、どんな人気商品であったとしても、ある程度の期間で売り切れてしまう数量しか仕入れないのがCHICKENNOTだとおもいます。みなさんをあおってあおって買わせようと思ってるのではなく、CHICKENNOTはあくまで大量消費のお店／ブランドではないことを認識してくださればとおもいます。
お買い求めくださった30名さん、ほんとうにありがとうございました。

BLACKベースの30コは完売しましたがGREY-BLACKのツートンカラーの仕様は５コストックしてますので、そちらぜひご検討ください(こちらも本日/2015年５月27日、完売いたしました)。





もちろんCOALの "Ｃ" をCHICKENNOTの "Ｃ" にみたててます、ウフフフフ。"COAL HEADWEAR" はアメリカのシアトルをベースにする帽子メーカーです。スノーボードする人たちのつながりでボクも仕入れさせていただいてます。アメリカでどんだけ有名か、そして日本での認知がどんなものか、未知数のまだまだ知られてないブランドですが、カジュアルなアイテムをリリースしながらしっかりを上品さも表現できる、ステキなブランドだとボクは解釈してます。
CAPiTA SNOWBOARDSのチーフデザイナーのエフカもデザインに参加してて、そんなつながりもCOALをボクが贔屓/ヒーキにする理由でもあります。エフカ (EPHRAIM CHUI) は、CHICKENNOTが毎秋にリリースしてるPLAYDESIGNへ別注してるLOVE JKTのグラフィックも担当してます。また彼はCHICKENNOTストアの３階ギャラリーで最初に個展をしてくれたアーティストでもあります。
そんなCOALが2014-15F/Wのコレクションの中でこんなにベーシックなスナップバック・キャップを発表してくれたので、ボクはややコーフンぎみにオーダーしました。もちろん同時にドットペイントをさせてくださいと日本の輸入元さんにおことわりを入れました。
この "The Classic" というモデル、とってもステキです。
生地は各社が採用するウール混のツイル地です。NEW ERAとかでもほぼ同素材をつかってますよね。夏にはウールの混ざらない生地を採用してしまうブランドもあるんですが、それはちょっと安っぽくみえてあまり雰囲気がよくありません。なのでツイル地のキャップは秋冬に仕入れるに限りマス。ボクはこのウール混のツイル地を通年着用してもらいたいと思ってるので、今回すこし多めに仕入れさせていただきました。みなさんもぜひこの機会にお買い求めください。
生地だけでなくカタチもボクはスキなヤツです。
後ろにパッチンがついてる "SNAPBACK CAP" でもありますし、フロント部分のカタチがスクエアぎみなのも、ボク自身は大好きでつよくオススメしたいところです。それに６枚のパネルで形成されてるので、５枚パネルのモノよりも丸く立体的です。でもこのカタチってけっこう深めの帽子によくあるシルエット。深いのってじつは賛否両論でニガテなヒトもけっこう多いんです(ボク自身はアタマが大きいほうなので深くても好きなのですが)。それがこのモデルは、額がスクエア・シルエットでありながらやや浅く作ってあるんですよね。その微妙な仕様がとっても気に入ってますし、みなさんにオススメできるものだとおもってます。あ、ブリム(つば)もフラットです。かんたんにいえばNEW ERA CAPみたいな雰囲気です。ツバを丸めてかぶるような過去のやや古いスタイルではありません。

ベースボディとしては問題のないオススメ・キャップが、なんと "Ｃ" のアップリケをつけてリリースされたのですから仕入れないはずはありません！黒とグレイの２枚のフェルトを重ねたアップリケです。縦58Ｘ横37ミリほどのほどよく大きい大きさです。そう、 "Ｃ" はもちろんCOALの "Ｃ" なのでしょうが、ボクにはCHICKENNOTの "Ｃ" にみえてしかたがありません、ニシシシシ。しかもその "Ｃ" もへんにデザインされたものでなく、ややスクエアなありきたりなフォントを採用してくれてるので、なおさら気に入っちゃいました。

ボクはこんなにもステキなキャップが入荷してさっそくドットペイントしました。このページでご紹介するのはブラックのボディに30ミリの黒ドットをランダムにバランスよくペイントしたものです。できあがってる製品にあとからペイントするので、360度どこからみてもドットのバランスがいいです。そんな大量生産の商品は世間にはどこにもないので不思議な風合いになり、人のあいだで話題になりやすいです、かわいいねって。ふつうなら６枚もパネルがあるのですから、水玉柄の生地でキャップをつくると無意味にドットが切れてしまってる部分が続出してせわしない見映えになるもんです。ボクがドットペイントするキャップはそうじゃありませんから、いつもとても人気があります。そして左の耳あたりには32ミリのリフレクタ・ドットつきのCHICKENNOTの白タグをいつものようにつけてます。
いかがでしょうか。
もちろんWネームとかコラボとか、そんな大それたプロジェクトではありません。あくまでの輸入元さんにご理解いただいてリメイクハンドペイントをほどこして販売させていただく商品です。COAL HEADWEARというブランドをボクのこの商品をきっかけに所有してもらえたらとてもうれしいです。有名ではありませんがとてもいいブランドです。ぜひご注文ください。もちろん店頭販売もしておりますのでお店にもぜひ足をはこんでくださればご試着可能です。

また、この商品はボク自身のドットペイントによる新品リメイク品です。ひとつひとつのドットペイントを手作業にてすすめておりますので１点１点が写真とは多少ドットのバランスがちがいますこと、また、ペイントの際には多少の 汚れやカスレが生じること、あわせてご了承ください。

さいごに。
ボク、CHICKENNOTが主にあつかってる３社のキャップのシルエットのちがいを明記しておきましょう。
PLAYDESIGNのキャップは丸いシルエットで深めで大きいです。つまりどんなにアタマの大きい男子でも、このキャップだけはかぶれますわ〜と唸っていただけるとおもいます。小さいアタマをお持ちでないヒトも外国人がかぶるような、"耳まで入れる" スタイルができちゃいます。
DORCUS TOP BREEDING SYSTEM、ドーカス。大阪スケーターのヴェニスくんが主宰するブランドは逆に浅いです。カタチも丸いです、少し小さめです。だから真深くかぶるキャップというよりも浅くブリム(つば)を上にむけてかぶるキャップのデザインが多いのが特徴です。
で、もういちどCOAL HEADWEAR。COALのこのモデルは浅いのにスクエアなシルエットで、もっとも上品なイメージでかぶれます。日本人全般に似合いそうなのは、このカタチではないかと、ボクはおもいます。という３社３様の特徴があることをお伝えしておきます。

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